質預かりとは?
大切な品物を手放さずに、ご融資を得られる安心な仕組みです。
3ステップでわかる仕組み
STEP 1 査定とご融資
お品物を質屋に持ち込み、専門の査定員が市場価値を判断します。査定額に納得すれば、その場で現金を受け取り、質札(預かり証)を受け取ります。
STEP 2 預かり期間の開始
質屋営業法に基づき、最初の預かり期間は3ヶ月です。この期間中、品物は質屋が責任を持って厳重に保管します。
STEP 3 期限内の選択(出質・利上げ・質流れ)
満期までに、「元金と質料を払って取り戻す(出質)」「質料だけ払って期間を延長する(利上げ)」「品物を諦めて返済を不要にする(質流れ)」の3つから選べます。
満期日の3つの選択肢
| 選択肢 | 内容 | 結果 |
|---|---|---|
| 出質 (でびち) | 元金と経過期間の質料を支払う | 預けた品物がお客様の手元に戻ります。 |
| 利上げ (りあげ) | 延長したい期間分の質料のみを支払う | 預かり期間が延長され、品物の所有権は維持されます。 |
| 質流れ (しちながれ) | 何の手続きも行わない | 品物の所有権が質屋に移り、**元金の返済義務はなくなります**。 |
主なメリット
- 返済義務・取り立てなし: 期限が過ぎても催促はなく、品物を諦めれば借金が残りません。
- 信用情報に影響しない: 審査や履歴の照会がなく、今後のローン契約などに影響しません。
- 品物を手放さずに済む: 大切な品物を担保として預けるため、一時的に現金を調達できます。
- スピーディな資金調達: 査定が完了すれば、その場ですぐに現金を受け取れます。
デメリットと注意点
- 利息(質料)が高め: 短期融資を前提としているため、月々の質料が比較的高くなります。
- 買取額より低い査定額: 質屋側のリスクや保管コストがあるため、売却(買取)する場合より融資額は低くなります。
- 必ず品物が必要: 担保となる価値ある品物がなければ利用できません。
